飯田市のエコに対する飯田型ツーリズム
2003年に当時の環境大臣小池百合子氏が議長で設置された「エコツーリズム推進会議」の定義によると・・・・
「エコツーリズム」というのは、体験を通して自然や歴史、文化を学習、観光することを総称した呼び方とされます。
そしてこのエコツーリズムには、観光によって地域振興を図ろうという目的もあります。さらに、「エコ」、すなわち「エコツーリズム」を実践する「ツアー(旅行)」を、「エコツアー」といいます。
環境省は、エコツーリズムの優良な事例を示すために全国から13のモデル地区を選定し、2004年度から2006年度にかけ、支援してきました。
このとき、三重県熊野市とならんで中部地方でモデル地域に選定されたのが、長野県飯田市です。
長野県飯田市では、「飯田型ツーイズム」と題し、里地里山と農業を活用した活動をおこなっています。
飯田型ツーリズムとは、その土地に住む人が地域の自然や文化のすばらしさを見直すと共に、そこに訪れる人との交流を通して住民もますます活気づくことで、自然や文化が守り続けられていく、という「持続性」を特徴とする考えです。
それでは具体的にそのさまざまな活動を紹介していきます。
◆森林鉄道跡のウォーキングと宿泊体験
かつて林業が盛んだった時代に活躍した、旧遠山森林鉄道の廃線軌道を散策ルートとして復活し、観光資源として活かしています。
古い民家「遠山郷なかだち」で宿泊体験が可能で、この地域の昔の暮らしぶりを知ることができます。
問い合わせは、「愉快な仲間たち」
http://yukatomo.com/
◆農業体験と山野草の試食
国の有形文化財に指定されている、旧山本中学校の木造校舎を拠点に、農業体験や山野草の観察、山菜の試食を実施しています。
農業体験では芋や大根の栽培をおこないます。エコツアーに関心のある方は、ぜひ、参加されてみてはどうでしょう。
問い合わせは、飯田市役所 山本自治振興センター
http://www.city.iida.lg.jp/iidasypher/www/normal_top.jsp
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