エコツーリズム推進法とは?

もともとエコツーリズムのはじまりは発展途上国の森林などの自然環境を、観光資源として見直して、新たな資金調達の方策として活かす道を考え、無計画な伐採などから自然を守ろうということでした。

日本では1990年代から自然体験型の旅行が、屋久島などで盛んになってきたのを受け、現在の「日本エコツーリズム協会」の前身である「日本エコツーリズム推進協議会」といった民間団体が設立されるようになりました。

その後、環境大臣を議長とする「エコツーリズム推進会議」が2003年11月に設置されて、エコツーリズム・エコツアーの普及と定着に向けた動きが本格化しました。

その際に、次の5つの推進方針がまとめられ、それを中心に具体策が練られました。
☆エコツーリズム憲章の制定
☆エコツアー一覧の公開
☆エコツーリズム大賞の表彰
☆エコツーリズム推進マニュアルの作成
☆エコツーリズムモデル事業の実施

そして2007年6月に制定され、2008年4月に施行されたのが「エコツーリズム推進法」です。

「エコツーリズム推進法」は、適切なエコツーリズムを推進するための枠組みを法的に定めたものです。これにより、地域を主体として自然を保護しながら、創意工夫をこらしたエコツーリズムを企画、運営することができるようになります。

現在、エコツアーまたはエコツーリズムについて、その言葉さえ耳にしたことがないという人は、少なくなりつつあります。

それでも参加する人としない人の差はどんどん開いていることも事実です。総じて、男性よりも女性、若者層よりも中高年に参加経験者が多いようです。

2007年6月に制定、2008年4月に施行ということなので、結構昔から言われているように感じましたが実は新しい取り組みなんですね。

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