ニュージーランドのマオリ文化も理解しておこう -2




大きな動物が少ないニュージーランドで、唯一ともいえた巨鳥、モアをはじめ、アザラシやオットセイを狩猟すると共に、サツマイモなどの栽培をしていたといいます。そして彼らは「モアを食べる人たち」と呼ばれ・・・とうとうモアを食い尽くし・・・彼らとて生きるために仕方がなかったとはいえ・・・モアを絶滅にまで追い込んでしまったのです。

その後、13〜16世紀にかけて、彼らは各部族間で戦いをするようになりました。そして、「パ」と呼ばれる砦集落を形成し、マオリ文化の原型ともいえる独自の文化を築きあげました。

しかし、1642年にオランダ人(エイベル・タスマン)が、ヨーロッパ人としてはじめてこの島を発見し、北島のマオリの人たちの生活は近代化のなかで、追い詰められていくことになったのです。

現在、ニュージーランド政府には、マオリ省があり、議会にもマオリの議員枠4名が確保されています。小中学校ではマオリ語の授業も行われています。ニュージーランドにおいてマオリの文化は、ニュージーランド文化を構成する重要な一端として、受け止められています。

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