お遍路さんの正装の白衣(はくえ・はくい)について
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そしてその白装束には上着の背中に、弘法大師を指す「南無大師遍上金剛」という文字と、お遍路がお大師さまと二人ずれという意味で「同行二人」と書かれてあるものがよく着られています。
もちろん何も書かれていない無地のものでも恥ずかしくはありません。
素材も、昔からの綿素材から扱いの簡単な化繊のものまでいろいろあります。
白衣には「道中着」と「判衣」の二種類があります。
◆道中着
道中着とはお遍路の道中で着用します。
歩き遍路では特に汗をかいたり汚れたりするため、洗い替え用を用意すれば便利だと思います。
◆笈摺(おいづる)
これは、夏など暑い時期に重宝される、袖の無い白衣のことです。
これはベストのように上から羽織るように着用します。
◆判衣
判衣は札所で御朱印をいただくためのものです。ですから着用はしませんし、洗濯をすることもしません。
あらかじめ八十八札所と高野山の御詠歌が印刷されていて、全ての御朱印が捺されたものは「死に装束」といわれ、死後浄土に旅立つ際の晴れ着として身に着けます。
白衣は必ず着用しなければならないということではありませんが、気持ちが引き締まりますよね。そういった意味でもぜひおすすめします。
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