お遍路さんに深い関係の空海について
お遍路さんとはその四国八十八カ所とは、空海ゆかりの札所や霊場を巡る人たちということは理解いただけたと思います。
では、お大師さんの名で親しまれ、素朴な庶民信仰の中に今も生きる人間、
空海
について詳しく説明します。
おそらく日本史などで勉強したり、歴史の好きな方はよく出てくる名前だとは思いますが、この機会にもう一度しっかりと整理してくださいね。
空海は774年、
讃岐国多度郡屏風が浦(現:香川県多度津町)
に生まれました。
誕生日を6月15日としていますが、これは真言宗の伝承で、空海は中国密教の不空三蔵の生まれ変わりであると考えられていて、不空の入滅日が6月15日であることからこの日とされています。
ですから正確な日時については不明とのことです。
父は郡司・佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)、母は阿刀大足の娘(または妹)
俗名は佐伯真魚(さえきのまお、またはまな)といいます。
また弟に、のちの僧正真雅がいます。
今では一般的になった「弘法大師」の名は、弟子達の熱心な奏請により、921年に醍醐天皇から贈られたものです。
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