お遍路に正しい順番ってあるのでしょうか -2




「逆さ打ち」
一番札所が順打ちでしたら、八十八番から一番札所へ逆の順番に廻ることを逆さ打ちといいます。

昔、四国に住む衛門三郎という方が、弘法大師に意地悪をし、後日、天罰を受けた故事からきています。
その衛門三郎は過去の過ちから解放されたいが為、弘法大師に許しを請う旅が始まりました。
行かれた方向の寺々には行かず、反対の方向から行けば、必ず会えるものと信じた。これが逆さ打ちのいわれです。

一回の逆さ打ちは順打ちの三倍の功徳があり、順打ちしている弘法大師に会えると言われていて、閏年には逆打ちするお遍路さんが多くなります。


「区切り打ち」
お遍路する際に、自分の日程や都合によって区間、日時を決めて(例えば一番から10番)の寺々をお遍路して一先ず終了するのが区切り打ちです。

そして、また次の区間、日時をお遍路します。


「一国打ち(または一国参り)」
阿波国(徳島県)、土佐国(高知県)、伊予国(愛媛県)、讃岐国(香川県)の各一国の札所だけを巡拝すること。

ただ、一国打ちは、区切り打ちと比べれば日数を要します。

時間的に、又は、日にち的に時間と余裕が有れば、お遍路の順序も構いません。


結局絶対こうしなければなりませんっていった決まりはありません。
みなさんの都合でみなさん流のお遍路をしていただければと思います。

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(C) 2013 お遍路さんツアーにそろそろ行きませんか