お遍路に必要な線香(せんこう)、灯明(とうみょう)、経本(きょうほん)、勤行本(ごんぎょうぼん) -2




火をつける前はほとんど香りのしないタイプの線香は、お遍路に間、他の荷物へ匂いが移ることをある程度防いでくれますので、お遍路さんには人気があるようですね。

灯明は、お供えに適した短いタイプのものもあります。

経本(きょうほん)、勤行本(ごんぎょうぼん)
勤行(ごんぎょう)とはお勤めという意味です。その勤行に使う本を「勤行本」をいいます。

般若心経のほかに懺悔文(ざんげもん)・三歸(さんき)・三竟(さんきょう)・十善戒
(じゅうぜんかい)・發菩提心真言(ほつぼだいしんしんごん)・開經偈(かいきょうげ)・観音経真言音読・観音経秘鍵(かんのんきょうひけん)・舎利禮文(しゃりらいもん)・十句観音経・六観音御真言・光明眞言・回向文(えこうもん)・観音経訓読など数種類のお経を読経することが、正式の巡拝作法となっています。

お遍路を始めたばかりの方など、要領の分からない方などは、初めは般若心経だけでも問題はありませんが、慣れればぜひ、正式の巡拝作法で参拝をされることをおすすめします。

四国お遍路用のお経を、読経する順番にまとめた経本も売られていますので、そちらを準備すると便利ですよ。

また、教本の作法としては、暗記していても経本を見ながら読経するのが慣わしですので、必ず手にとって見ながらしてくださいね。
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(C) 2013 お遍路さんツアーにそろそろ行きませんか