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【海外旅行での日本の空港からの出国手続き】国際線集合から搭乗までを詳しく

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空港に到着してから飛行機に乗り込むまでには、いくつかの手続きを経なければなりません。週末やゴールデンウイークなど込み合う時期にはそれぞれの手続きに時間がかかることも多いので時間に余裕を持って行動してくださいね。

それぞれの場面で必要となるパスポートや搭乗券は出しやすい場所に入れておくと便利です。

ではかなり詳しく集合から飛行機に搭乗するまでの流れを説明しますね。
文章だと難しく感じるかもしれませんが、やってみると意外と簡単なのでびっくりすると思いますよ♪

①集合

集合時間に遅れずに確実にチェックインをしてください。

個人旅行ではなくパッケージツアーの場合は、最終日程表に集合時刻、集合場所が書かれているので間違いのないように時間通りに集合しましょう。
空港内は広く、初めての場合は集合場所を見つけにくいので、早めに行って待つぐらいの余裕がちょうどいいです。

現在、すべての航空券がイーチケットという電子チケットになったので、航空券(エアオン)のみの場合などは、旅行会社が用意した集合場所でなく、航空会社に直接チェックインがほとんどです。

パッケージツアーの場合、特に込み合うシーズンは似たようなツアー名もかなり多いので、自分の参加するツアー名(ツアーコード)、旅行会社、行き先などを確認して集合場所を間違わないようにしてくださいね。

②受託手荷物検査

検査の対象となるのは、受託手荷物(航空会社に預ける荷物)です。
荷物のなかに、爆発物等(ガソリン、ガス、火薬、ライターなど)の輸送禁止品が入っていないかを検査します。
また、 荷物検査後はもう荷物を開けることはできませんので、荷物から取り忘れた、入れ忘れた、って事のないようくれぐれも注意してくださいね。

検査方法は、X線機器を使って中身を透視し行います。
サイズが大きく、X線機器を通過できないものや、また透視の結果、不審なものが確認された場合は、実際に接触検査(荷物を開けて検査)や、別に配備された危険物検知器を使っての、二次検査を行います。
検査場所は、チェックインカウンター前。X線機器がどーんと、置かれているので、すぐ目につくと思います。

でも欧米の大きな空港では、すでにチェックインカウンターでは見かけません。
それは、受託手荷物検査の混雑解消と、さらに効率的な保安検査のため、ハイテクノロジーを導入した、最新保安機器(日本の空港にあるX線機器の約倍のサイズ)を、空港内部の旅客から見えないところに配備し、チェックインカウンターからの荷物を、ベルトコンベアーで一ヶ所に集めて、検査を行っています。(インラインシステムといいます)
これにより、受託手荷物検査のために並ぶ必要がなくなり、またカウンター前も大きな機器がなくなり、混雑もなくなって、スッキリ!!。

さらに、このシステムでは空港内部の、旅客が立ち入ることが出来ない場所での検査のため、不審物などが見つかり、荷物を開けての検査(二次検査)が、必要となった場合、
TSA(米国航空保安局)は鍵がかかっている場合には、鍵を壊して荷物を開けることとしています。ですので、TSAは、荷物には絶対に鍵をかけないように呼びかけていますので、ご注意を。

対象便は、米国内線と米国への出入国便です。
これは日本人渡航者の多いハワイ・グアムなどでも同様です。
また今ではTSA対応のスーツケースが出回っています。以前からスーツケースを持っている方などは、TSAロック付きのスーツケースベルトなども売っていますよ。結構便利です。

③チェックイン

まず、チェックインって言葉はホテル用語だけでなくて航空会社に対しても使います。要するに「搭乗するための受付」ってことです!!

次はチェックインとよばれる「搭乗手続き」です。利用する航空会社のカウンターに行き、荷物を預け搭乗券を受け取ります。パッケージツアーなら添乗員や係員が代行してくれる場合も多いですが、各自で行うこともあります。通常出発時間の2時間前から開始し30分前には終了となります。

チェックインのカウンターに入る前に、受託手荷物検査(飛行機に預ける荷物の検査)を受けます。これは、再検査などになると非常に時間がかかり面倒なので前の受託手荷物検査をしっかり読んで読んで理解して荷造りをあらかじめしてください。

快適な座席を確保するワザ
旅行会社に予約を入れる時に、希望の席を予約できる場合がありますので、まずそのことを確認してください。
それが出来なければ、早めのチェックインがワザです。飛行機のエコノミークラスはチェックイン順に席を決定していきます。つまりいい席を確保したければ、早くチェックインすればいいということです。

ただ現在は、電話やWEBで予約時に席を確保できる場合が多いですから、できる限り希望の席を確保するためにも、予約などは早いほうがいいですね。

ではどの席がいい席かというと、これは人さまざまです。
以前は人気があったのですが、景色を楽しみたい方は翼の真上でない窓際の席でしょうし、映画を見たい人やしょっちゅうトイレにいかなければならない人は通路側、前方はエンジン音がそれほど気にならずに出入り口に近ければ乗り降りに便利です。また後方は通る人が少ないのでリラックスできます。

すごく人気のある席がフライトアデンダントの向かいの席です。ここは出入り口に面していることが多く、座席の前のスペースが広々としています。またフライトアテンダントと仲良くなれる可能性もあります。(笑)

ジャンボジェットなら左右二箇所ずつありますので、一度体験してみてください。わたしは、なんか照れくさくて苦手です。
わたしのお気に入りは、ゆれの少ない翼の真上の席です。景色は楽しめませんが・・・

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④手荷物検査

検査の対象は、旅客とその機内持ち込み手荷物です。
旅客が、輸送禁止品(下記関連リンク参照)を所持、または手荷物の中に入っていないかを検査します。

検査場所は、出国検査場内です。旅客の検査方法は、ゲート型の金属探知機をくぐって、旅客の体の金属反応を検査します。

このゲートを通らないと飛行機に搭乗できませんが、X線機器ゲートを通りたくない人(妊婦さん、車椅子の人、ペースメーカをつけている人)はべつな方法として、検査員の接触検査(ボディーチェック)による検査も受けられます。ここで、金属反応があると、再度金属探知機ゲートをくぐったり、二次検査に進むことになってしまいます。

二次検査では、携帯金属探知機での検査やボディーチェック、さらにいまは、靴の検査(靴を脱いでX線に通す)も行っている場合もありますので、注意して下さい。
さらに、保安検査員は体からの金属反応がなくなるまで、また金属反応をおこす物が特定できるまで、検査を行いますので、ちょっと面倒で時間がかかります。
早く済ませるコツは、金属反応がありそうな物などは、機内持ち込み手荷物の中にいれるか、検査場備え付けのトレーに乗せて、あらかじめ体からべつにしておくことです。

ちなみに、欧米の旅客の人たちは、貴金属類、小銭などはもちろん、ベルトや靴まであらかじめ脱いで検査を受ける光景をよく見ます。二次検査が非常に面倒なのを経験しているからです。

つぎに、機内持ち込み手荷物の検査方法は、X線機器に荷物を通して、その透視で輸送禁止品を検査します。
最近はノートパソコンを持って出かける人が多いですけど、事前にケースやかばんなどから出して、備え付けのトレーに乗せて検査を受けてくださいね。
また、液体物持込制限についても非常に厳しいので気をつけください。

もっと詳しく知りたい方は、 →航空機への危険物の持込みについて(国土交通省)や、 →国際線の航空機内への液体物持込制限の導入について(国土交通省)を参考にしてください。

⑤税関

海外に高価な外国製品を持ち出す人が対象です。
現在使用している外国製品、例えば、時計、ネックレス、 指輪などを持っていく場合は、「外国製品の持出し届」に、該当する物の品名 ・数量・特徴などを記入し、現品と一緒に出国の税関カウンターで確認を受けて下さい。
この確認がありませんと、帰国時に外国で購入されたものと区別できず、課税される場合があります。

「スーツケースなどに外国製品を入れて「機内預け」とする場合は、航空会社へ預ける前に必ず確認を 受けて下さい。
申告するものがない方は、何もする必要ありません。

もっと詳しく知りたい方は、 →成田税関支署のホームページの下のほう『成田税関支署よくある税関手続きQ&A』の中の『出国の税関手続き』をクリック。『「外国製品の持出し届」』の文字をクリックしプリントアウトすると届出用紙になります。
あらかじめ記入しておきましょう。

⑥出国審査

出国審査のブースに行き、係官にパスポートと搭乗券を提出します。
出国確認に必要な情報をパスポートから直接機械で読み取るので、カバーなどを付けている場合は、事前に外しておいてください。

パスポートに出国のスタンプが押され、搭乗券とともに返却されると出国審査完了です。

ゴールデンウイークなどハイシーズンは大混雑し、長い行列ができます。
なかなか自分の番にならず、出発時間が迫ってあせった経験をもつ方も多いと思います。
混雑する時期はもちろんですが、なるべく早く出国審査へ向かうようにしてください。

⑦搭乗待ち合わせ

不安だった出国審査を終えた後ですから、後は飛行機に乗るだけ!
これからの海外旅行に期待感あふれていると思います。
出国審査を終えれば、そこは日本国内でありながら外国です。

消費税や関税を払う必要がないため、免税価格で買い物ができます。
成田空港や関西空港には、搭乗口付近まで、たくさんのショップが並んでいます。
化粧品や香水、お酒やタバコを扱う免税店を中心に、高級ブランドのブティックなどもあります。

搭乗券に書かれた搭乗時刻、搭乗ゲートをよく確認して行動してください。
特に女性の方ショッピングに夢中になって搭乗時間に遅れないよう、十分注意してくださいね。

搭乗時刻などは状況によって変わる場合もありますので、アナウンスや出発掲示板の表示などにも気をつけてください
指定の搭乗時刻が近くなったら、各搭乗ゲートの待合ラウンジで待機してくださいね。

わたしはこの間に、ショップでビールを飲みます。
機内では無料(最近有料も増えてきましたね)で飲めるし、高いのでもったいないとは思うのですが、どうしても飲んでしまいます。
このビールが最高に美味しくて、これからの旅にドキドキしてしまうのです。
もちろん、プライベートの時ですよ。

⑧搭乗

だいたい出発の20分前ぐらいですが、搭乗アナウンスが流れたらいよいよ飛行機に搭乗です。

まず、ファーストクラスの乗客、次にビジネスクラスや小さな子どものいる家族、最後にエコノミークラスの乗客といった順で機内へ乗り込みます。
どうでしたか?日本の出国手続きをかなり詳しく説明しました。
これを読めば「出国手続きのプロ」になります。だから海外旅行に行く不安のひとつが消えたのではないですか?

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