お遍路に正しい順番ってあるのでしょうか




お遍路の札所には一番から八十八番まで順に番号が付いていて、これを一度にすべて順番どおりに参拝しなくてはならない、というわけではないことは以前お伝えしたと思います。

お遍路は環状になっていますので、それぞれお住まいの地域や巡拝の手段などで旅の基点も変わってくると思います。

「発心の道場」と名付けられた道場の最初となる一番札所を基点として、多くの方がお遍路を出発点とされるかたが多いのですが、人それぞれの都合もあり日にちの制約、時間の制約があると思います。
ここでは、いろいろなお遍路の順番をお伝えします。

まず最初にいろいろな廻りかたに出てくる「打つ」ということについて説明します。

昔はお遍路した際にお寺に納める納め札が木製で出来ていました。
この納め札をお寺の建物に打ち付け各寺々をお参りしたとこころから来ております。
これが「打つ」の語源の始まりといわれています。


「順打ち」
八十八ヵ所の一番札所、つまり竺和山霊山寺を基点として順番に廻る事を順打ちと申します。
順打ちしたからと云って1回で全部廻れない方もおられますので区切りをつけて後日の順打ちとなり、これも又、区切り打ちにもなります。


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(C) 2013 お遍路さんツアーにそろそろ行きませんか