お遍路に必要な線香(せんこう)、灯明(とうみょう)、経本(きょうほん)、勤行本(ごんぎょうぼん)




次に、これもまた、必ず必要なもので、お遍路に最初に巡礼するお寺から必要になる物をご紹介します。

線香(せんこう)と灯明(とうみょう)
灯明とはろうそくのことです。

お遍路の作法では灯明は一本、線香は三本立てることとなっています。
三本の線香をそなえることで、「過去」「現在」「未来」をあらわしているとされています。

それらを、納札の時と同様に、本堂と大師堂のそれぞれにお供えしますので、八十八ケ所のすべてを参拝するには、灯明が176本、線香が528本少なくても必要ということになりますね。
こうして計算してみるとすごい数の灯明や線香が必要なんですね♪

線香も灯明も札所やお遍路の道筋のお店などで購入することもできますが、その都度購入するのは割高になりますし、どこにも売っていないような札所もありますので、お遍路の旅に出発する前に、ある程度まとめ買いすることをおすすめします。

線香は、煙の多い少ないや香り、素材などにより、本当に安いのから高いのまでお値段もさまざまに異なります。

長いお遍路の旅の間、ずっと持ち続け使い続けるものですので、線香などは特にご自分の気持ちが落ち着くような、気に入ったものを選ぶといいと思います。

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(C) 2013 お遍路さんツアーにそろそろ行きませんか