お遍路のしてはいけない十善戒

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お遍路には、してはいけないというルールがあります。

金剛杖についてのルールもお遍路独特のきまりごとですが、お遍路さんが守らなくてはならないとされているものに「十善戒」があります。

金剛杖についてのルール
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十善戒とは、身と口と意(こころ)を正しくして生きていくための仏教の教えで十悪を否定形にして、戒律としたものです。

十善戒(十の善き戒め)
不殺生(ふせっしょう) 故意に生き物を殺しません。
不偸盗(ふちゅうとう) 与えられていないものを取りません。
不邪淫(ふじゃいん) みだらな性的関係を持ちません。
不妄語(ふもうご) 嘘をつきません。
不綺語(ふきご) 無駄な噂話をしません。
不悪口(ふあっく) 乱暴な言葉を使いません。
不両舌(ふりょうぜつ) 他人を仲違いさせるような言葉をいいません。
不慳貪(ふけんどん) 異常な欲を持ちません。
不瞋恚(ふしんに) 異常な怒りを持ちません。
不邪見(ふじゃけん) (因果、業報、輪廻等を否定する)間違った見解を持ちません。

この教えは、お遍路の旅のなかだけでなく、日々の生活の上でも気をつけていたい教えですよね。

そして、下記のようなルールもお遍路だけでなく、日常お寺などを参拝するときに気をつけたい常識的なことだと思います。

後からお参りする方の袖などに火が移ることを防ぐために、線香は香炉の中心から、灯明(ろうそく)は灯明立ての上の段から立てていきましょう。

お遍路さんに出会ったときは、「南無大師遍照金剛」と唱え挨拶を交わしましょう。慣れないうちは「こんにちは」などの挨拶だけでも常識としてしてくださいね。



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